Compass over maps 今後育てるべき力のヒント

InternetやAIなどが急激に発展する時代のうねりの中で、価値観が以前とは異なる社会への対応について、少し前になるが米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの伊藤穣一所長が、著書『9プリンシプルズ』(早川書房)によって描き出した。教育界に身を置くものとして、将来の学びの姿について考えさせられる。その9つの原則とは・・・。
①Resilience over strength:今後の不確実性に満ちた時代を考慮すると、柔軟性や適応力・対応力が求められる。変化に対し正面からぶつかる強さより、柔軟な発想力や豊かな創造力を活かした復元力・回復力が必要とされている。
②Pull over push:情報が溢れている時代においては、従来のように中央集権型で情報等を押し込め管理することは困難であり、必要な情報を引き出す分散型のアプローチを重視すべき。
③Risk over safety:リスクを予測し回避することは重要だが、リスクを恐れずチャンスを追い求める姿勢が大切。リスクを想定しつつチャレンジする中で新しい物事を創り上げていく感覚が必要。
④Systems over objects:物事を個別に考えるのではなく、その関係性に着目して有効活用し新しい価値観を創出する時代。
⑤Compass over maps:スピーディに変化する時代において、すぐに書き換わる地図を持つよりも、あらゆる環境の変化にも対応できるコンパス(思考判断軸)を持つべき。
⑥Practice over theory:理論重視から実践重視の立場に立ち、その過程から積極的に学び、応用させていく姿勢が大切。
⑦Disobedience over compliance:従順や服従ではなく、本当にそれが正しいのか、他にもっと良い方法はないのかと疑ってみる姿勢が、新しいものを創出する源となる。
⑧Emergence over authority:AIの時代は、社会的権威・権力ではなく、必要に応じて作り出される時代。現場の即興的な発想や対処が求められる。トップダウンではなくボトムアップの時代。
⑨Learning over education。義務的権威的な教育より主体的自発的な学びが求められる時代。「何を学ぶのか」ではなく「どのように学ぶのか」が重視され、学び方を学ぶべき時代である。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中