Star Wars ~最後のジェダイ~から

Star Warsの最新作を劇場で観た。ブームが去り平日夜8時ということもあり、観客は3人。独占したような優越感に浸り、自宅にいるようなくつろいだ気持ちで鑑賞した。この映画については熱烈なファンからは賛否両論あるようだが、以前の作品をあまり真剣に観てこなかった自分は新鮮な目で鑑賞でき、単品としてはストーリーも理解しやすく、楽しむことができた。さて、映画中盤、ヨーダがルークに向かって、”The best teacher, failure is.”と述べるシーンがあった。過去の経験・自戒の念を込めて語られたと思われるが、言葉の重みを感じる。成功体験を積ませることが教育の目標と思われがちで、日本人に欠けているとされる自己肯定感を向上させることにもなるのだろうが、一方挫折や失敗体験が人を成長させるのも事実だと思われる。失敗を失敗のまま終わらせるか、失敗から何かを学ぶのかは大きな違いではあるが、いかなる経験も成長の糧となり得る。問題はバランスの問題で、成功と失敗の両方の経験が不可欠であることを覚えておかなければならない。心構えとして、成功した時には感謝の気持ちを持ちノウハウを蓄積しておき、失敗した時には繰り返さないよう次回に活かすことが賢明だろう。そのような経験と姿勢が人間の器を大きくさせると言えそうである。

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